うつ病の記録と振り返りについて

うつ病

↑コレ、何だと思います?

はい、沢山のノートですね。

実はこれ、私が最初にうつ病になってから約1年近く綴っていた日記&記録なんです。

B6サイズのミニノート約20冊ほど。

ここに私の激動の日々が書かれています。

日々の記録(うつ日記)をしようと思った訳

うつの症状として “忘れっぽくなる” というのがあります。

もう正にその通りでして、なんでも書き付けておかないと覚えていられなくなってしまったんですね。

仕事の時は平静を装ってました。

ええ、病気だなんてことは微塵も感じさせないように振る舞っていましたね。

で、私の仕事はデスクワークでしたので、パソコン作業の合間や昼休憩の時などに、ちょこちょこと症状や気持ちなどを書くようにしていたのです。

(家に帰ると気が抜けて、書ける程の体力は残ってませんでしたが;)

1ページ目には、その日に飲んだお薬の内容や体重等の数字的な記録を記入。

今日はちゃんと薬を飲めているかの確認の意味でもありました。

体重の記録はどのくらいの期間でどれだけの増減があるのかを把握することで症状の度合いが分かりやすくなるからです。

当時、食欲もガタ落ちになっていた私は、体重もみるみる落ちてしまいましたから…;

(↑今となってはうらやましいです。結構お薬の副作用で太りやすくなってしまったので)

やり場のない気持ちの吐き出し場所

そうした備忘録的な使い方と併せて、とにかく自分の中でモヤモヤしていた気持ちや感情をノートにぶつけてました。

やり場がない、って一番辛いモンなんです

溜め込んでしまうと、気持ちってどんどん落ちますし。

このノートがあったお陰で救われていたところも大分あったんじゃないかと思いますね。

後々、考えてみたら、これって認知療法に近いんじゃない? とも思いました。

「え、私、結構自然に理にかなった事やってたんじゃん!」

と、自分自身に「へぇ~」と感心してみたりしましたが(←自画自賛w 苦笑)

でも、本当にしんどいときには書くことすらできなかったりもするので、空白のページだったりする時も結構ありました。

そういう日のページこそ「この日何があったんだっけ?!」て気になりますけどね。
今となっては全然思い出せません。

今、このノートを見返すということ

数年間、このノート達を開く事はありませんでした。

記されていることは過去のことであり、それも辛いことが多々含まれています。

フラッシュバックする可能性だって否定できないでしょうからね。

ただ、時間というものが緩やかに過去を包んできてくれていると感じられること、

再発で2度目のうつ病を患いながらも、理解ある夫さんらの支えがあったおかげで、冷静に過去を見つめられるようになったこと、

それら色々なことを踏まえ、自分の過去の振り返りを考えるようになったのです。

その時期(1度目のうつ)の事は、多少なりとも割り切りができるようになった、と言うことでしょうか。

逆に今は、ここ1年位のことを振り返る方が辛いですね…
それができるのはまだまだ先になるかもしれません。

「再発」のうつ病患者として

うつ病は緩解する病気です。

でも、再発のリスクも大きい病気です

うつから脱出した人の話や書籍などは結構あると思いますが、再発となると余り聞かないなぁ(少ないなぁ)と思います。

昔に比べれば、うつと共存していくタイプの書籍等も増えてきてはいると思いますが、

それでも “良くなりますよ!”  という話の方が希望がありますもんね。

でも、実際1度目でもかなり長い期間患っている人もいれば、なんとか緩解になって大丈夫だ!と思っていても、再発してトータルのうつ期間が長くなってしまう人もいるわけで…

正直、私のように 再発ってなるとショックもあります。

でも、1度経験した人間は1度克服もしてるってことです

焦ることはないです。

この病気は“長く付き合っていく”というスタンスを持った方がいいかもしれません

今もアナログなノートでの日記をつけています

1年ほど前から、またノートに日記をつけるようになりました。

自分のうつの症状を記録しておくと言う意味もありましたが、その頃から夫さんの病状も少し思わしくないような状態でしたので…。

どうしても私自身、人には言えず自分の中にため込んでしまうタイプなので、思った事はノートに書きつけるように、と始めたものです。

こちらはA5 6穴 ルーズリーフタイプのリフィルを100均で買ったファイルに差し込んで使っています。

今、このサイズはファイルカバーやクリアポケットなども色々あるんですよ。

可愛いマスキングテープやシールとかも買ってあったりするのですが、なかなかページをデコるまでは気力がなくて…シンプルなままのページが多いかもしれないのですが。

こちらのノートも、感情のはけ口にしていた時期もありましたが、最近はもうスケジュール兼 備忘録ですね。

それでも、書いておかないとその日あった事は忘れてしまうので、

「あーこの日こんなことしたっけ」というような確認用につけ続けています。

ホント、下手すると前日の天気すら忘れますからね…私の脳のキャパはその日限りみたいです。

あと、アナログの良いところは、やはりペンを使って手先、指先を使うと言うことでしょうね。

それに、スマホやパソコンのように漢字変換などを自動でしてくれないので、調べながら書くと言う脳トレ的な部分もあって良いのかな、と思います。

漢字なんかは、かなり忘れてるものも多くて、私のノートは修正テープだらけですがw

まとめ

何かに記録を残しておくという事は、自分自身の変化を知るのに大変有効な手段だと思います。

メンタルクリニックの先生曰く、特に脳の中でも、記憶媒体のような部分はダメージの回復が1番遅いそうです。

今はアナログに手書きノートでなくとも、スマホやSNS等、記録をできるものは色々あります。

自分に合ったものを選びながら、体調やその日の出来事等を記録しておくのも良いのではないでしょうか。

病院の受診時に、それまでの状態を振り返るのにも役立ちますよ。

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